1 水道管の凍結状況
台所、洗面所、浴室、洗濯機置き場の水道管が凍結して、湯も水も出ない。
2 原因
・夜間、二桁の氷点下だった。
・水道の水を落とすのを忘れて一晩経過した。
・凍結場所は水道管の地面と床の間の部分と推察した。
3 対応
(1)タオルを水道管に巻き付けて、湯をかけた。
⇒全く効果なし。氷点下2桁の寒さと、地面と床の間に距離があるためと思われた。
(2)部屋を暖めて、水道管の前に灯油ストーブを置いて暖める
⇒台所は解凍できたが、洗面所、浴室、洗濯機置き場は解凍できなかった。
台所は居間の暖房が回っていたので凍結量が少なかったため、解凍できたのだろう。
他の3カ所は居間と仕切られているので、居間の熱が伝わらなかったためだと考えた。
(3)風呂を焚いて、ボイラーの熱で溶かす
⇒洗面所、浴室、洗濯機置き場をドアを全て開けて、一つの空間にしてボイラーを焚いたが、効果はなかった。
台所と違い、床下の空間にある水道管内の水が全て凍っていると推察した。
そしてその場合にはボイラーの熱で空間全体を温めるだけでは効果がないのだと思った。
(4)ボイラーを焚くことに加えて、灯油ストーブを洗面所の水道管の前に置いてみた
⇒洗面所の水道管が解凍できた。
浴室と洗濯機置き場は解凍できなかった。
*この二箇所の水の蛇口には、ボイラー横にある水道管から供給している。
*浴室のお湯と洗面所の湯は、ボイラー横の水道管ではなく、台所に供給している水道管から給湯器を経由して湯がくることになっている。
洗面所は湯が出たのに、浴室はお湯が出なかった。
この時点では、洗面所から浴室までの湯側の水道管が凍っていると考えていた。
(5)ボイラーを止めて、浴室と洗濯機置き場に水を供給する水道管を灯油ストーブで温めた。
⇒ボイラーを焚いていたら、浴槽の水が熱湯でゴボゴボ言うようになったため、これ以上は危険だと思い、ボイラーを止めた。
数時間様子をみたが、溶ける気配はなかった。
(6)一晩、(5)の状態で、ストーブを全開にして放置した。
⇒ 約5時間放置した翌朝、洗面所の温度計は、室温35℃まで上昇していた。
浴室と洗濯機置き場の水が出た。床下の水道管が解凍できたことになる。
しかし、浴室の湯は依然、出なかった。湯を供給する水道管は全て解凍できているはずだったが、原因が分からなかった。
浴室は混合栓である。混合栓から水は出る。湯は出ない。湯の配管だけ、どこかで凍っているのか?
でも、台所から浴室までの湯の配管は室内上部にあり、この室温だと解凍できているはずである。
混合栓をちょしているうちに、水と湯の管にそれぞれ、ネジで止めている部分があることに気が付いた。
緩めてみると、そこから湯が出た。
ということは、混合する手前まで湯が来ているということだ。
混合する場所に問題がありそうだと分かった。
そこで、混合栓をばらしてみた。
ネジをまず全部外して、バケツに張った熱湯につけてみた。
30分ほど湯につけてから、再度とりつけて湯の蛇口をひねったが、湯は出なかった。
凍っている所があったとしても、もう完全に解凍できているはずだから、問題は別にある。
今回もネジを緩めると、ネジの隙間から湯が出た。
混合栓の混合する部分に何らかの問題があることが確実になった。
そこで、もう一度混合栓を外して、観察した。
管の手前にバルブがあることに気が付いた。
これは何だ?素人の私にはさっぱり分からない。
手でバルブの真ん中を掴むと、バルブがとれた。
これが最初に見せた写真のバルブだ。
バルブの真ん中のバネの付いた棒を押しても、奥の弁は動かなかった。
これが故障しているのかどうか確かめるため、水の方のバルブも外してみた。
同じように真ん中の棒を押すと、こちらはスムーズに弁が動いた。
これで、湯の弁が壊れていることが分かった。
(7)混合栓の湯の弁をホムセンに発注した。
⇒ホムセンに持っていくと、これが止水弁という名の部品であることがわかった。
正月明けに届くとのこと。こればかりは仕方ない。
ちなみに、ホー〇ックでは部品は売らないと面倒くさそうに言い捨てられたが、次に行ったジョイフル〇田では注文してくれた。
この部品が手に入らない場合、混合栓全体を交換しなくてはならず、万単位の修理費になるところだ。
こういうところでホムセンの実力が分かる。
(8)駄目元でバルブを動かしたら直った。
発注して戻ってから、弁の金属の円盤がプラスチック部分にめり込んでいるように思えたので、思い切ってドライバーで押し込んだら動くようになった。
プラスチック部分にめり込んだのはなぜか?恐らく、湯が凍って膨張して、弁を強く押したのだろう。
でも、水のほうの弁はめりこんでいないので、湯の弁だけ壊れた理由は分からない。
たまたまか、それともちゃんとした理由があるのか?
(9)混合栓をつけて確認した。
⇒浴室の湯が出た。これで修理は完成。
(10)発注した弁を入手した
ジョイフル〇田から連絡があり、調べたら在庫があったので取りに来てくれとのこと。在庫まであるなんて、さすがジョイフル〇田だ。翌日、もらってきた。部品代は355円。混合栓を買い直すのに比べたら、超格安だ。
この部品は、今後また故障した時のため予備としてとっておくことにした。
以上が、今回の水道管凍結の顛末です。
今回の出来事を教訓に、毎晩水道を落とすことにします。
皆さんも気をつけて下さいね。
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