札幌は今年も暖冬?

健さん

2015年02月24日 03:20

先月、どか雪で大変だという記事を書きました。

前記事

・今年は雪かきで大変!

・今年は雪かきで大変!の続き+自爆!(泣)

札幌市も、1月下旬には雪対策予算の半分を使ってしまい、ここ10年で最大の補正予算を組むことになりました。




しかし、その後、現在まで暖かくなり、降雪量の少ない日が続いています。

・降雪量



今年を示す赤線は、1月下旬からほぼフラットです。

・積雪量



降雪量、積雪量ともに、昨年や過去の平均値を大きく下回っています。

要因は、地域限定の視点でみると、北極からの寒気が例年より下降して、札幌は上手い具合に寒冷前線がかからなかった為だと考えられています。

では、なぜ北極からの寒気が下降しているのかというと、太平洋東部やインドで海面水温↑⇒偏西風の蛇行(日本西側は南下)したためだと考えられます。

加えて、平均気温の上昇という長期的なトレンドも要因の一つです。

天気の話を記事にしていて毎回、思うのは、「じゃあ、いつもスタートとされている太平洋東部の海水温上昇はなぜ起こるの?」ということ。

太平洋東部の海水温上昇は、東から西へ吹いている貿易風が弱まりインドネシアのほうから暖かい海水が太平洋東部に流れてくるからだとといっている人がいます。

じゃあ、「貿易風はなぜ弱まるの?」については、明快な解答をくれる情報が今のところ見つかりません。




ところで、道民の多くは、2月に入って暖かい日が続いても、「このまま、終わるはずがない。いつか、どか雪がやって来るに違いない。」と思っていたと思います。

しかし、週間天気予報を見ると、どうやらこのまま気温の高い日が続いて、春になる可能性が高くなりました。



もう一回は大雪の日があると覚悟していましたが、もしかしたら、もう大丈夫なのかもしれません。

そう思ってしまうくらい、この1か月、札幌は暖冬です。

暖冬で喜ぶ一般人の裏で、除排雪業者のように商売上がったりの人もいることを忘れてはいけません。

知り合いのトラック業者さんは、毎冬、家族のいる地元で排雪の仕事を請け負うか、それとも本州へ行くか悩んでいます。

今年、地元に残った業者さんにとっては大変な年だろうと思います。



私たち一般の生活をみると、今年はアジが捕れなくなって高級魚になり、一方でブリが北海道でも沢山とれて安くなっています。

既成概念を捨て、今の状況を受け入れて立ち回らないといけませんね。

そのうち、マグロといえば「大間」じゃなくて、「北海道」なんていう日が来たり、畑で採れるものもどんどん北上して変わっていくのかもしれません。

将来、住みやすい札幌が首都になるなんてことになるかも?

さすがに、そりゃないか。

冗談が過ぎましたが、春はもうすぐ。キャンプも3月に大地の上で出来そうな予感がします。

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