アルミロールテーブルの改良アイディア編

健さん

2011年08月30日 06:47

皆さんご存知(?)のキャプテンスタッグ製アルミロールテーブル。

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) アルミロールテーブル(コンパクト)







ハイランダーからも同じような製品が出ていますね。


Hilander(ハイランダー) アルミロールテーブル MINI


こちらはベルクロが付属しているので、畳んだ後、ベルクロで開かないように固定できます。CSの方はベルクロが無いので、私は100均の髪留め輪ゴムで固定していますが、それでも問題ありません。
ロール状にまとめられて場所をとらないことや、軽量なことから、キャンプツーリングやソロキャンプで使っている人も多いはず。

私も、こんな風に、リアバッグの外側に括りつけて使っています。




ただ、このテーブルには、2つ困った点があります。

1つは、端の黒いプラスチックのカバーが取れやすいことです。とれた部品をみると、接着剤が全面に塗られていないことが原因と思われます。
ネットの口コミを読むと、皆さんも同じ症状が出ていますので、この製品の共通の問題のようです。

安価な製品ということもあり、文句を言うのもどうかと思い、全てのカバーを一度外して、自分でボンドを買ってきて付け直しました。
(以前からネットで言われていることなので、企業側は直ぐに改善した方が良いと思います。万が一、ケガでもされたら...)

次に問題なのは、テーブルが倒れやすい点です。倒れる場面は2つあり、問題点も違います。

一つめの問題点は、不用意にテーブルだけを持ち上げるとテーブルが簡単にたわんでしまう点です。
ゴムで繋がれたアルミ板が脚部の上に並べて置かれているだけなので、当然といえば当然です。
しかし、私たちは普通、テーブルは一枚の板で簡単にはたわまないものだと認知しているので、つい、無造作にテーブルの真ん中を掴んでしまいがちです。これは製品の問題もありますが、使用する私たちに問題もあるのです。

二つめの問題点は、床に置いたまま長辺と平行に引っ張って動かすと、脚が倒れてテーブルが傾いてしまう点です。
これも、構造を考えると至極、当然の結果です。脚は斜めに立てられているだけで、固定されていないからです。

これらの問題のため、私はしばしば、テーブルの上に置いた食器やバーナーを床に落としてしまいます。注意不足の私が悪いのだと思っていましたが、本当は、製品自体の問題が一番大きいのです。
テーブルを倒してしまった子どもさんを叱った経験のある方もいらっしゃると思いますが、それは間違いで、テーブルを叱るべきなかもしれません。

では、どうしたら改善できるのか、考えてみました。

(1)テーブルを持ち上げたときに、テーブルがたわまないようにする

これは、天板になる並んだアルミ板をしっかりと連結できれば解決します。

アイディア
① このテーブルの脚に使用しているロック構造を、天板にも取り付ける。
② 天板に、ベルクロを巻きつけて固定する。
③ 髪留めゴムで天板のアルミ板を固定して、下の脚を繋ぐステーと連結させる。
④ アルミ板の両端の側面に穴を開けて、金属棒かワイヤーを通す。

①~③では、テーブルの上面に少し段差が出来てしまいます。物を置くときにテーブルの段差を確認してから置く必要があり、少し気を使いそうです。

それに、②のベルクロ固定については、固定力が弱過ぎるかもしれません。また、天板の上でこぼしたときに、汚れが付くという問題があります。

③のゴム固定については、側にゴムがあったので、実際に試してみました。

・ゴムを目一杯伸ばして4本の天板を固定してみたところ。

効果が弱く、たわんでしまいます。

・1本づつゴムで脚のステーに固定してみた















固定力が強く、たわみません。上手く行きそうかも。



突然、バチンと音がして倒れてしまいました。



脚からステーが外れてしまいました。こりゃ駄目だ~。

④の、天板に金属棒を通す方法だと、上面に段差ができないし、汚れる心配もありません。
金属棒を両端に通す方法が良さそうです。

後で、同じように天板に金属棒を通す方法を採用しているテーブルがあることを知りました。(確かWILD-1の製品です。)考えることは一緒ですね。


(2)テーブルを左右に引っ張ったときに、脚が倒れないようにする

基本的な考え方は、どうやって脚をしっかりと固定するかです。

アイディア
①天板と脚のアルミ板に金属板のステーを取り付ける。

アルミの折り畳みテーブルでみかける構造です。でも、そんな部品がホムセンで入手できるのか、調べていないので分かりません。もし自分で作らなくてはならないとなったら、ちょっと大変そうです。

② ステーではなく、フック式の留め具を取り付ける。

フック式の留め具とは、古い家のトイレの扉を固定したり、物置の扉を固定するために付いていたものをイメージしています。説明すると、フックは物置側に吊るした状態でねじで固定し、扉側には輪のついたねじをつけます。そして、フックを輪に通すと、扉を固定することができます。

この留め具を使う場合、フック側の固定と、フックをかけるところが必要です。フック側の固定は、天板か脚に穴を開けてねじで固定します。フックをかけるところは、前述の金属棒を少し長くして、それに引っ掛ける方法が良いのではないかと考えています。この方法なら、簡単な工作で済みそうです。
また、脚は、既に片側2個をプレートを使って連結する構造となっているので、フックを4つの脚全てに付けないでも良いような気がします。

③ 脚を外して、ねじ固定式の円柱をつける。或いは、市販の金属製の折り畳み脚をつける。

これも可能だと思います。でも、せっかくの既存の構造が無駄になります。それに、そこまでするなら、自分で天板と脚を買ってきて作ったほうが早いでしょう。

以上、テーブルの改善のアイディアを載せました。
考えている過程や失敗した過程を長々と書いたのは、甥や姪たちに考えて作る楽しさを知ってほしいという思いからです。稚拙なアイディアだったり、簡単な工作であったとしても、考えて作る楽しさは大物を作るときと変わらないとうこともまた、伝わればと思います。

私は今、工作する時間がとれず、実際に作るのはもっと先になると思います。
私の記事を偶然目にして、工作してくれる読者がいてくれたらと思います。
アイディアはフリーで公開しますので、皆さんも作ってみませんか。
また作った方は、ぜひどんなのが出来たのか、教えてくださると嬉しいです。


話題にしたテーブルはここで買えます。


キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) アルミロールテーブル(コンパクト)







ハイランダーのです。


Hilander(ハイランダー) アルミロールテーブル MINI




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