栗城さん、エベレスト登頂ならず。
栗城史多さんが、一昨日の12日にエベレストへアタックするため移動しましたが、登頂できませんでした。
以下、公式サイトの特設ページEVEREST SHEREのNEWSからの引用です。
--------------------------------------
10月12日(水)現地時間2:25(日本時間5:40)に氷河取り付き部(6800m)を
出発して、現地お昼頃にキャンプ4(7900m)手前の7800m地点に
到着しましたところ、10月3日に高所順応で上がった際に雪に埋めておいた
食料などの荷物がカラスに荒らされ、テント用ポールもガスまでもが
無くなってしまっておりました。
ガスが無いと氷河の水を溶かして飲むことによる水分補給ができず、
このまま一夜を過ごしてアタック決行すると、肺水腫や脳浮腫を
引き起こし命に関わる危険性が高いため、誠に悔しく残念ですが
ここで下山を決めました。
先ほど無事にキャンプ2(6400m)まで下山してまいりました。
今後の予定は、未定です。詳細が決まりましたら改めて
ご報告させていただきます。
-------------------------------------
エベレストのような高所にもカラスがいることを初めて知りました。
カラスに食料を盗られ、テントポールやガス缶が無くなった。
その結果、エベレストへのアタックができなくなったので下山した。
カラスがポールやガス缶を持っていくとは思えませんが、食べ物を漁るなかで、ポールやガス缶が荷物の外に出て、斜面から滑り落ちたのではないかと思います。
本当に残念な結果に終わりました。
13日昼にはエベレスト山頂から生中継される予定だったので楽しみにしていたのに、カラスにやられて中止になったのです。
後で反省するとすれば、デポした場所や隠し方が少し甘かったのかもしれません。栗城さんも、おそらくポーターやサポート隊の皆さんもカラスが盗むことを想定していなかったようなので、仕方ないですね。
ただね、私が本当に残念なのは、今回も日程的な問題から、これが最後のアタックだったと広報が言っていたことです。
挑戦中の時点で既に11月からの講演会が告知されており、挑戦の終了期間が設定されていました。前回の挑戦のときも、同様に次の予定が組まれていて、時間切れで断念した経緯があります。
私はケツカッチンの予定で動かないで、とことんまで向き合えるようにしたらと思うのです。
1回の登山費用は7千万を超える高額な金額です。スポンサーだけでは不足しているお金を工面するために講演会をしなくてはならないことを考慮したとしても、どうも、スケジュールの組み方については合点がいきません。
前回よりも余裕をもってスケジュールを組んだとは思いますが、前回の失敗が生きていないように思うのです。
7千万強の費用と何ヶ月もの時間をかけて準備をして挑んだのに、カラスに荷物を取られて登頂できなかった、というのは、なんとも悔しい結果です。
栗城さんが一番悔しいと思います。彼は下山して昨日、生中継をしたときに、来年また登りますといっていましたが、私は来年でなくても良いと思います。
来年でなくて良いので、費用を全額工面してから、挑戦後のスケジュールを組まない状態で、再挑戦してほしいと思います。
ツイッターにはそんなこと言ってる人はいません。ねぎらいや感謝の言葉だけです。今はそれが正しいと思います。そんな皆さんに怒られるかもしれませんが、何年も応援している私の思いです。個人的な見解ですので、違う意見の方は私の意見を無視してください。
関連記事