井形に適した薪とは?2~回転力~
今朝、ふと、思い出したことがあり、記事にしてみます。
前に、井形に適した薪の形について記事にしました。
前記事
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井形の薪に適した薪とは?
結論としては、4分の1割よりも6分の1割の方が安定している。一番良いのは半割りだろう、ということでした。
前回は薪の重心位置で考えたのですが、薪が回転するには、上からかかる力=荷重による回転力の問題もあります。
今回は、中学(高校?)の物理が登場します。
といっても簡単なので、お気楽にお読みください。
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今回も1/4割りと1/6割りで考えてみます。
・重心位置
重心は1/4の方が高くて、右に寄っていました。
ここに上から薪が乗った時を考えてみます。
上からの薪の重さは、薪と接するところにかかるので、赤矢印になります。
そうすると、1/4割りの方には、回転力が生まれます。
緑色の矢印がそうです。
数式だと、薪の重さをFとすると、Fsinθの力です。
θとは、重心点と薪が接する点を結んだ線と、接点から垂直に降りる線で作られる角度のことです。(図に入れ忘れたので、文で説明しました。)
一方、1/6割りでは、重心の真上に薪の重さがかかるので、回転力は生まれません。
つまり、荷重点が重心位置から左右に離れると、回転力が生まれるということです。
この前、薪の丸い曲線部を下にして井形を組んだほうが安定したのは、この回転力が少なかったことが理由の一つだと思います。
回転力、回転力、重心から左右に離れると生まれる力、と覚えておきましょう。
こんなの、経験的に知っているよ、という薪ユーザーの方にとっては、釈迦に説法の話しだったかもしれませんが、理由を考えるのも楽しいものです。
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