キャンプではこんな風に外で作りました。
段ボールの筒からろうそくを抜くのにはコツがあって、前回は筒の内側に油を塗り、冷凍庫で凍らせて抜きました。
こうすると、底を押すだけでところてんのようにろうそくを抜くことができました。
今回のキャンドル作りでは前回使った筒をそのまま使うので、油やロウが段ボールに染みこんでいるので抜けやすいだろうと思い、油を使いませんでした。
また、キャンプから帰ってから冷凍庫に入れることにしていたので、数日間、車の中に置いていました。
それらのおかげでしょうか、冷凍庫に入れる前に、試しにキャンドルを押し出してみたところ、あっさり抜くことができました。
完成したキャンドルです。
まずは、緑とオレンジです。夕日と草原のイメージで作りました。少し緑がくっきりし過ぎかも。
一番左のキャンドルは3層になっていますが、一つ欠点があります。
それは、こんな風に割れてしまったのです。
別の色のろうそくを入れる前に、アロマオイルをたくさん振りかけたせいかもしれません。でも他の色のキャンドルも同じように振りかけているので、それだけが理由ではないと思いますが、原因は不明です。
次は、黄色と赤色です。
赤色はピンクに近い色になりました。
余った赤色を上にかけたところ、良いアクセントになりました。
それから、紫を軸につくったものです。
これは同じ赤色がくっきりしています。入れたクレヨンの量により、赤色が変化するようです。
紫もくっきりで、どぎつい印象です。
最後に余った紫で作った太いキャンドルです。
ここまでやってみて思ったのは、入れるクレヨンの量は少ない方が綺麗だということです。
今度は、燃焼実験をします。
今回のキャンドルは、燃焼中にロウが垂れないように、一回り細い芯を使いました。
・今回の芯(右)と前回の芯(左)
実際にどうなるのか、試してみます。
点火直後
5分後
最初のロウの「垂れ」がみられました。
1時間後
1時間で3回ロウが垂れました。
ロウが垂れる過程が分かりました。
まず、炎が徐々に小さくなり、炎の下面が温められて、ロウが溜まります。
そして、表面張力の限界までくると、ロウが垂れます。
ロウが垂れて、貯まったろうが少なくなると、炎が大きくなります。
これを繰り返していました。
芯の吸い上げる量が少ないため炎が徐々に小さくなり、炎がロウに近づいたためにロウが溶けて貯まる量が増えて、貯まったロウは表面張力の限界までくると流れ出る。
そして、流れ出ると芯とロウのバランスが一時的に取れて炎がまた大きくなる、ということだと思います。
理屈では、ロウの溶ける量と芯の吸い上げて燃える量の均衡がとれると、ロウが垂れずに燃え続けることができるはずです。
ではどうやって均衡をとればいいのでしょうか。
一つは芯の太さでした。
今回、芯を細くしたことで、垂れるロウの量は格段に減りました。
既製品と同等の太さのキャンドルを使う場合は、3号の芯を使うことにします。
しかし、ロウの溶ける量と芯の吸い上げて燃える量の均衡に関係しているのは、芯の太さだけではありません。
点火時の芯の長さと芯の素材、ロウの純度(クレヨンやアロマオイルの量)も関係していると思います。
今度は芯の長さを調整することで垂れる回数が経るかどうか、検証したいと思います。
キャンドルもこうやって色々やってみると面白い素材です。
皆さんも垂れないろうそくを目標にして作ってみませんか?
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