そうすると、蓋が外れて、ガイドバーとソーチェンが出てきます。
木くずがたっぷり付いています。
蓋の裏側にも木くずが一杯。
木くずをウェス、マイナスドライバー、新聞紙、ティッシュ、めん棒でとります。
チェーンオイルの滲みた木くずは粘調で、ウェスで拭いたくらいでは隅のはとれません。
ドライバーで掻き出します。
掻き出しては新聞紙でふき取ることを繰り返します。ドライバーで届かないところはめん棒で同じように行いました。
ソーチェンは外して、ウェスでふき取ります。ガイドバーの溝はドライバーで掻き出しました。
掃除完了です。
隅っこにまだ木くずが少しついていますが、駆動に関係ない部分はそこそこでもOKです。
これからが本番です。
目立てを行います。
先日買っておいた、目立てキットを使います。
・ハスクバーナ 3/8”FileKit H36
このキットには、目立てゲージ、デプスゲージ、ハンドル、平やすりが各1ケと、丸やすり4.0㎜が2本入っています。
ゲージや丸やすりのサイズは使用するソーチェンにより異なっていて、236eについているソーチェン 91VXに対応しているのは、H35 とH36のキットです。
・OREGON 91VX
作業前のソーチェン91VXです。
上刃が丸くなっているのが分かります。
さあ、やるかとキットをパッケージから取り出しましたが、説明書が裏に書いてある図だけなので、使い方が良く分かりません。
まあ、絵のとおりやってみます。
目立てゲージをソーチェンにセットして、丸やすりで数回押して削ります。
普通なら2~3回削れば良いそうですが、私のチェンソーは石で刃を思いっきり削ってしまっているので、5+α 回、行いました。
こんなに削っていいのかなと少し不安な気持ちで作業を進めます。
刃は左右交互に入っているので、最初は右側に出ている刃を1周全て削り、それから反対側を1周分全て行います。
次に、デプスゲージを使って、刃の前にある丸い部分の高さを揃えます。
上の写真の右側の部分が木材に最初に当り、左側の上刃へと木を滑らせます。
これはカンナの刃の前に当る部分と言っていいです。
ここが高いと、カンナの刃が出ていない状態になるので、切れません。
規定値は0.025インチ≒0.6ミリ、たったそれだけの高さの違いが、実は重要だったりします。
出来上がりです。
刃の下が2段になってしまいました。
これで良いのか分からなくて調べたら、岡山県のHPでこんなことが書いてありました。
私のはバックスロープ型に近い。失敗したようです。
一応、オレゴン社のソーチェンの説明書を改めて見てみます。
・FINISHED CUTTER
これだと刃の下が2段になっています。
刃の下は、削り屑が通るところなので、2段になっていても良いのかな?
これ以上削ると、収拾がつかなくなりそうなので、これで完成にします。
今回の作業を通じて感じたのは、目立てのことをもう少し勉強してから、目立てをすれば良かったということ。
各々の作業での反省点は、
① ガイドバーの固定クランプを使わなかった。
固定クランプも買っていたのですが、玄関の床に穴が開くと嫌だったので使いませんでした。
・ハスクバーナ 固定クランプ
薪に刺して使えば、もっと安定して行えたはず。
それに、やすりを真っ直ぐゲージと平行に使うことが難しかったです。
後でやり方をかいてあるHPをみたら、両手で当てている画像がありました。
私は片手でした。
目立てゲージの幅が広くてやすりが左右にぶれてしまうという、構造上の問題もありそうです。
これについては、別売りの道具があることが分かりました。
それについては、購入するか、自作するか思案中です。
何はともあれ、掃除も目立ても一応終えました。
明日、試し切りをしたいと思います。
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