ハスクバーナ 236eのメンテナンス

健さん

2012年10月19日 20:20

この前の日曜日に使ったハスクバーナ 236eが全く切れなくなったため、掃除と刃の目立てを行うことにしました。



まずは木くずを掃除します。

ソーチェン(チェンソーの刃の事)を緩めてから、ガイドバーを固定するノブ(上写真の黒い円盤)を反時計回りに廻して外します。




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そうすると、蓋が外れて、ガイドバーとソーチェンが出てきます。



木くずがたっぷり付いています。

蓋の裏側にも木くずが一杯。



木くずをウェス、マイナスドライバー、新聞紙、ティッシュ、めん棒でとります。

チェーンオイルの滲みた木くずは粘調で、ウェスで拭いたくらいでは隅のはとれません。
ドライバーで掻き出します。
掻き出しては新聞紙でふき取ることを繰り返します。ドライバーで届かないところはめん棒で同じように行いました。
ソーチェンは外して、ウェスでふき取ります。ガイドバーの溝はドライバーで掻き出しました。

掃除完了です。



隅っこにまだ木くずが少しついていますが、駆動に関係ない部分はそこそこでもOKです。





これからが本番です。
目立てを行います。

先日買っておいた、目立てキットを使います。

・ハスクバーナ 3/8”FileKit H36 



このキットには、目立てゲージ、デプスゲージ、ハンドル、平やすりが各1ケと、丸やすり4.0㎜が2本入っています。

ゲージや丸やすりのサイズは使用するソーチェンにより異なっていて、236eについているソーチェン 91VXに対応しているのは、H35 とH36のキットです。

・OREGON 91VX





作業前のソーチェン91VXです。



上刃が丸くなっているのが分かります。

さあ、やるかとキットをパッケージから取り出しましたが、説明書が裏に書いてある図だけなので、使い方が良く分かりません。

まあ、絵のとおりやってみます。

目立てゲージをソーチェンにセットして、丸やすりで数回押して削ります。



普通なら2~3回削れば良いそうですが、私のチェンソーは石で刃を思いっきり削ってしまっているので、5+α 回、行いました。
こんなに削っていいのかなと少し不安な気持ちで作業を進めます。

刃は左右交互に入っているので、最初は右側に出ている刃を1周全て削り、それから反対側を1周分全て行います。

次に、デプスゲージを使って、刃の前にある丸い部分の高さを揃えます。





上の写真の右側の部分が木材に最初に当り、左側の上刃へと木を滑らせます。

これはカンナの刃の前に当る部分と言っていいです。

ここが高いと、カンナの刃が出ていない状態になるので、切れません。

規定値は0.025インチ≒0.6ミリ、たったそれだけの高さの違いが、実は重要だったりします。

出来上がりです。





刃の下が2段になってしまいました。

これで良いのか分からなくて調べたら、岡山県のHPでこんなことが書いてありました。



私のはバックスロープ型に近い。失敗したようです。

一応、オレゴン社のソーチェンの説明書を改めて見てみます。

・FINISHED CUTTER



これだと刃の下が2段になっています。

刃の下は、削り屑が通るところなので、2段になっていても良いのかな?

これ以上削ると、収拾がつかなくなりそうなので、これで完成にします。

今回の作業を通じて感じたのは、目立てのことをもう少し勉強してから、目立てをすれば良かったということ。

各々の作業での反省点は、

① ガイドバーの固定クランプを使わなかった。

固定クランプも買っていたのですが、玄関の床に穴が開くと嫌だったので使いませんでした。

・ハスクバーナ 固定クランプ



薪に刺して使えば、もっと安定して行えたはず。


それに、やすりを真っ直ぐゲージと平行に使うことが難しかったです。

後でやり方をかいてあるHPをみたら、両手で当てている画像がありました。



私は片手でした。

目立てゲージの幅が広くてやすりが左右にぶれてしまうという、構造上の問題もありそうです。

これについては、別売りの道具があることが分かりました。

それについては、購入するか、自作するか思案中です。

何はともあれ、掃除も目立ても一応終えました。

明日、試し切りをしたいと思います。











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