灯油で浸した着火材だと黒煙が出て、匂いも臭いのですが、ろうで煮込んだ木片では、黒煙が出ず、匂いも気になりません。持続時間も、木片の大きさにもよりますが、10分くらい余裕で燃えています。
持ち運ぶときも、木端は軽いし、少量で済むので便利です。
100均のろうそくと鍋、木端が手に入る人はぜひ、トライしてみてください。
作る際のポイントは、よく乾燥した木端を使うことと、ろうを煮込むときに温度を上げすぎないことです。特に、ろうを火にかけたまま油断すると、ろうの液体が燃え出すので、絶対に目を離さないようにしてください。
今思えば、木の皮やティッシュ1枚で火を起こす方法を教えたほうが、良かったのかもしれません。今度、キャンプするときはそうしようと思います。
甥っ子に、風の通り道を考えることと、薪のくべ方を伝えたところ、随分上手く焚き火をできるようになりました。去年の甥っ子は、四六時中、薪を動かして火遊びしているようにも見えましたが、今年は必要以上に薪を動かすこともなく、じっくり火を眺めて過ごしています。
私は夕食作りに取りかかりました。クーラーボックスを忘れて野菜が無いのに加えて、お米も忘れてきたことが分かりました。幸い、レトルトのご飯があったので、お湯を作って温めます。おかずは焼き鳥と魚を焼きました。
ご飯を食べた後は、のんびりと飲みながら焚き火です。今回はペルセウス座流星群を見ようと思っていたのですが、あいにくの曇り空です。見えたのは、白鳥座のデネブ一つだけでした。
その代わり、甥っ子と色々話せて良かったです。
甥っ子は10時ごろ床につき、私は一人、焚き火に耽ってから寝ました。
翌朝5時に起床。テント内は気温20度、湿度90%越えです。
テント内から炊事場を眺めたところ。
テント前の風景
甥っ子が6時頃、起きてきたので、ご飯にします。今朝はカップラーメンとパンにコーンスープ。
焚き火が好きなので、タープに入らずに外でご飯です。
タープは結局、甥っ子が虫から避難するときと、物置きにしか使いませんでした。
7時頃、撤収準備を開始しました。その頃から雨がポツリポツリと降り出して、雨の中の撤収となりました。
テントから車まで距離があって、リアカーもないので、荷物を持って何度も往復しなくてはなりません。
撤収にすごく時間がかかってしまい、撤収を終えたのは9時27分。家族が9時半に集合場所に到着するとメールが入っていたので、急いでパノラマラインを走ります。
何とか10時前に合流場所に着くことができました。
それから、墓参りをして、小樽の親戚の家に寄り、お寿司をごちそうになりました。
小樽の港と甥たち
その後、姉家族を札幌駅まで送り、自宅に戻りました。
今回は墓参りもあったので、後半、慌しい感じのキャンプとなりましたが、甥っ子と楽しいキャンプができました。今度は、甥っ子たちみんなで行けたらいいなと思います。
追伸
キャンプから3日後、雨で濡れたテントを干すために袋から出そうとしたら、ジーという音が聞こえました。
なんだろうと思いながらテントを出すと、何かついています。
エゾセミです。随分、大きな音で鳴いています。
羽がちょっとくるんと丸まっていますね。濡れた状態で包まれていたせいです。
ちゃんと飛べるかな。3日間も軟禁状態にしてしまって、ごめん。
庭に放したら、ゆっくりと木へ向かって進んでいきました。
翌日放したところをみたら、いなくなっていました。羽が乾いて無事に飛んでいったのでしょう。
独り言
駐車場で数台分のスペースに椅子とテーブルを広げている人がいました。後で仲間が来て、そこで過ごしたようですが、狭い駐車場しかないので、マナー違反だと思います。見ていて不快でした。車中泊もする私としては、場所取りをしたり、テーブルや椅子を駐車スペースに置いて、そこで宴会をするなんて、見るに耐えません。その方たちの中にお子さんもいらっしゃったようですが、私は大人として、子どもには見せたくない、させたくない光景でした。
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