ゴトクの自作シリーズ4種類目~2 ねじ式

健さん

2011年04月13日 00:09

ゴトクの自作シリーズ、前回までの記事。

 ・アルコールバーナーのゴトクの種類
 ・ゴトクの自作~(1)開閉型3点ゴトク
 ・ゴトクの自作~(1)開閉型3点ゴトク 修正完了
 ・ゴトクの自作シリーズ2種類目~(1)開閉型 2本タイプ
 ・ゴトクの自作シリーズ3種類目~1-(2)据え置き型
 ・ゴトク自作シリーズ3種類目~1-(2)据置型 燃焼テスト

今日は、ゴトクの種類「2 ねじ式」を作ってみましょう。(ゴトクの種類については上記参照)



ねじ式の材料です。


①ステン足長ナット付よーおれ38mm2本1組 2セット(写真上)
②ナット、ワッシャー 各2個(写真右横)
③ステン一文字120mm 2本(写真下)

今回、ナットとワッシャー各2個以外は購入しました。
L字ねじは、出来上がり寸法で70mm以上欲しかったので、手持ちに無く、近くのホー〇ックで探したところ、直径5mmの太いものと、径が細い「よーおれ」しかありませんでした。

よーおれの寸法


ぎりぎり70mmを確保できます。

土台の板は、アルミの長さ100mmとステンの長さ120mmが候補に挙がりました。開いて使うことを考えると、長い方が融通が利くことや、アルミだと曲がりやすいので、土台にするにはどうかと思い、ステン120mmのほうを選びました。これは推奨ねじ太さが2.4mmなので、よーおれ4mmはそのままで入りません。穴を広げる必要があります。

というわけで、今日は写真のステーではなく、以前に百均で買っておいたステンレス取り付け金具を使います。

これ、穴を広げずに使える反面、100mmの長さなのに肉厚金具のため重いです。これ一枚で前述のステン板2枚分以上あります。今回はデモで使いますが、ステン板に変更したらお蔵入りです。

作り方

1 2枚の板の端を合わせて、L字ねじを通します。

  Lねじに入れる順番は、ナット、ワッシャー、板、板、ワッシャー、ナット、の順です。板と板の間にワッシャーをかますと、ちょっとの力で開閉してしまうので、ワッシャーを入れてはいけません。
 
2 板の反対側の端に、L字ねじを同様に通します。

出来上がりです。ただ、板にL字をつけるだけですから簡単です。

完成画像です。


 

トランギアバーナーを入れてみます。




手でナットを締めただけでもしっかり固定できるので、例えば、こんな風にしても開閉角度が変わらず、バーナーが飛び出しません。



板からゴトク上面までの高さは、38mm~67mmの範囲で調整できます。自作の空き缶バーナーは、高さが色々違うので、それらに合わせてゴトクの高さを調整できるのが利点です。

欠点は、ねじ式だけに、ねじを手で締める作業が必要な点です。きちんと締めるのに少し時間がかかります。また、開閉角度が変わってしまうとL字のねじが緩んでしまうので、間違って開いてしまったりすると、ねじを締め直さなくてはならず、少し面倒です。

カップを取り出してさっとお湯を沸かしてコーヒーを飲みたいときには、ねじ式だと時間がかかるので不向きです。ゴトクを組み立てる行為自体を楽しむ時間があるときは、良い道具だと思います。

また、高さを調整できるので、背の低い空き缶バーナーを使うときや、高さの異なる空き缶バーナーを複数テストするとき、バーナーごとに適切な高さを調べたいときには、便利だと思います。

明日にでも、土台を、今日買ってきたステン板に変更しようと思います。軽くなりますし、長さが120mmと今より20mmも長いので、開閉の調整幅も広がります。

最後に参考までに、今回の材料を全て購入すると700円くらいかかります。魚串1本で作るタイプだと、50円で作れます。このゴトクは、材料が身近にある人向けかもしれません。


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