前回のCFストーブでは、水400ccを沸かすのに8分もかかりました。
原因として、CFから出る炎の勢いがない点と、中央に当たる炎が少ないとみられる点、火口と鍋の間隔が狭いことが考えられました。
そこで、今回は、CFをサイドバーナーに組み込んで、横からの炎で火力アップを狙います。さらに、CFの形状もとんがり頭にして、中央へ炎が集中するよう工夫しました。
とんがり頭
鍋までの間隔はそのままで、湯を作ってみました。
実験環境
・室内無風、22度、湿度65%
・水道水 400cc、10度
・使用ゴトク 自作開閉2点ゴトク
・使用器 belmont チタンシェラカップ型フォールドハンドル、自作蓋
・アルコール インテリアS 30ml
手順
・着火後すぐに、蓋付カップを載せる。
・水の沸く音が出てきたら温度計を入れ、95度と100度の到達時間を計測する。
実験状況
鍋底から水蒸気の雫が沢山できています。いつもより多いです。
4分25秒、サイドバーナーからも炎が出てきました。
なんか、バーナーの色が変わってきたような・・・。焼けてる?
結果
水400ccの沸騰時間
・95度到達時間 8分10秒
・100度到達時間 8分41秒
感想
前回のアロマックス缶が400ccを沸かすのに要した時間は、8分03秒で、実用レベルとは言いがたい結果でした。
今回のはそれ以下です。とても実用とは認められません。
サイドバーナーからの炎は、火力アップに有効と感じられましたが、いかんせん、サイドから炎が出てくるまで、4分半もかかりました。
サイドバーナーの穴をCFで塞ぐ形になってしまったことが問題だったのか、或いは、CFの直径が大きすぎて、チムニー効果を阻害してしまったことが問題だったと考えられます。両方かもしれません。
CFのとんがり頭は、炎を鍋底中央に集中させる効果があったと思います。
しかし、炎の当たりにくいところに水蒸気が沢山つき、水滴が数滴、落ちていました。今までのテストでは滴ったことはありません。そのため、結果的に、鍋の温度が上がりにくくなってしまいました。
今日は、湿度が高いせいかもしれません。
湿度が高い→水滴が余計にできる→蒸発するまで余計に熱が奪われる→お湯が沸くまで時間がかかる、という図式です。
では、湿度も温度も一定の室内環境でないと、厳密には沸騰時間の比較ができないのではないか。だとすると、実験日を決めてその日一気に、沢山の実験をするしかありません。
でも、そんなことしたら、その日は実験で一日終わってしまうし、作ったお湯を使い切れないので、もったいない。
そんなこと、できないですね。
これまで通り、ちまちまデータを集めていくしかありません。ただし、湿度データはこれから必須にします。
話が横道に逸れましたが、CFのとんがり頭は、水滴が沢山できたので、現時点では不採用とします。
沸騰後の炎です。サイドから炎が出ており、炎自体も高く上に立ち上がっていて、見た目は良いんだけどね・・・。
最後に、とても残念なことがありました。
燃焼後のバーナーです。塗装が焼けてしまいました。サイドからの吹き出しが弱くて、バーナー自体を焼く結果になったようです。
サイドB風バーナーの初号機だったので、とても残念です。
・
・
まあ、これも初号機の「味」と考えて、使いましょう。手作りなので愛着あるし。
CFって、使い方が難しいですね。いっそのこと、丸めてそのまま燃やすだけにしようかな。
最近、ぱっとしない結果ばかりで、モチベーションが下がり気味の私です。
あなたにおススメの記事