高精度UD温・湿度計 EX-2841 VS ライフナビD203

健さん

2012年10月24日 00:20

高精度の温湿度計を2種類入手したので、並べて比較したいと思います。

前記事

・EMPEX エンペックス 高精度UD温・湿度計 EX-2841



・CITIZEN (シチズン) 高精度温度湿度計 ライフナビD203




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リビングに2つ並べて置いてみました。



結果は見ての通り。

エンペックス EX-2841は、温度21度、湿度66%です。

対して、ライフナビD203は、温度21.4度、湿度67%でした。

エンペックス EX-2841はバイメタル式。精度は、温度が±1℃、湿度は±2%。

シチズン ライフナビD203はデジタル式。制度は、温度が±1℃、湿度は±3%。

温度の精度は同じ±1%で、湿度の精度はD203の方が1%誤差が大きいです。



ところで、二つ並べて比較するときに、陥りやすい間違いがあることをご存じでしょうか。

例示して具体的に説明しましょう。

ある日、ある部屋で計測した時、エンペックス EX-2841では21℃だったとします。

一方、シチズン ライフナビD203 は19℃でした。

これは、両方の差が1℃ではなく2℃だから、どちらかが故障しているのでしょうか?

答えはいいえです。

どちらも精度±1℃の範囲内で、故障とは言い切れない場合があります。

図示すると理由が分かりやすいです。



本当の室温が20度だった場合、エンペックスもシチズンも、ともに精度は±1℃なので、19℃から21℃までの間の値を示すことになります。

だから、本当の気温20℃に対してエンペックスが精度上限+1℃である21℃を示して、シチズンが精度下限-1℃である19度を示したとしても、各々の製品の許容範囲なのです。

では、湿度ではどうでしょうか?

本当の湿度が60%の場合を考えてみます。



この場合、仮にエンペックスが62%、シチズンが57%を示しても、故障とは言い切れないのです。

何をややこしいこと言っているの、とか、煙に巻かれたように思われた方もいるかと思います。

でも、こういうことが起こり得ることを知っておいて、損はありません。

話しを元に戻します。

今回の実際の計測結果は、温度は同じ21℃を示しました。
湿度は66%と67%なので、わずか1%の違いでした。

両者の精度は高いと言ってよいと思います。

どちらも似たような価格帯ですし、どちらを買ってもいいと思います。


・EMPEX エンペックス 高精度UD温・湿度計 EX-2841




・CITIZEN (シチズン) 高精度温度湿度計 ライフナビD203



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