お店に入るとすぐ店員さんがきて、
「今日はどうされましたか?」
さすが富〇メガネさんだ、すぐやって来てくれる。
店員さんは、昔、キムタクが弁護士役だったドラマに出てくる飲食店のオヤジで、キムタクが深夜のテレビ通販に出てくる商品のことを話すと「あるよ」って言って出してくれる、いかつい顔の俳優さんに似ていた。
違うのはその店員さんはメガネをかけていたこと。
富〇メガネの店員さんって、みんなメガネかけているんだよね。さすが、富〇メガネさんだといつも感心してしまう。
でも、一人でゆっくり見たいんだよな、と思いながら、
「新しい眼鏡が欲しいので、見ていって良いですか?」
「どうぞ、見て下さい。どういった眼鏡をお探しですか。」
だから、一人で見たいんだ。説明するの面倒だし。
「バイクのメットを被ってから眼鏡を差し込んでも、フレームが曲がらないのを探しているのですが。」
そういうと、店員さんはレイバンのメガネフレームの所に私を連れて行き、いろいろ説明して薦めてくれました。
でも、手に取ってみると、今使っているkeapaのチタンフレームよりも明らかに強度が弱い。
接合部分も華奢ですぐ緩みそう。
「少し見ていっても良いですか。」
というと、店員さんはやっと私を自由にしてくれました。
一通りメガネをみて回りましたが、これだ、というのがありません。
今使っているフレームが一番、しっかりした作りです。
「今、使っているのと同じフレームはありませんか。」
「眼鏡、ちょっといいですか。」
眼鏡を外して渡すと、パソコンに向かい調べてくれました。
「調べましたが、もう売っていませんね。」
店に置いていなかったからそうかな、と思っていましたが、やっぱり。
でも、富〇メガネ以外の店で作るのはいやだ。
富〇メガネの良いところは、データ管理してくれているので、2009年に眼科で処方されたデータが残っているのです。
視力は少し進んでいるかもしれないが、この前の健康診断で右1.5左1.2だったので、そのデータで作り直しても問題ないだろう。
病院に処方をもらいに行くのは面倒だし、かといって、適当に視力検査されて作られるのも困る。
(富〇メガネでは視力検査して眼鏡を作ったことがないのですが、以前、他店でコンタクトをつくったとき、そんな思いをしました。)
この時点で、私の気持ちは決まりました。
「このフレームで、レンズだけ交換してもらえませんか。」
「よろしいですよ。」
ここからの話しは早かった。
ひび割れているようなレンズの傷は、やはりコーティングの劣化で、他に傷も多くついていること、コーティングのないレンズはガラスになるが、今のフレームでは下部がワイヤーなので重くてつけられないことを、流れるように説明してくれました。
レンズは現行と同じものにしました。
今では2番目に薄いタイプだそうだが、薄いほど強度が落ちるそうなので、コレで良い。
店員さんは、コーティングは経年劣化するのでいつか、ひび割れは生じること、傷が入るとひび割れが進むのが早くなるので傷付けないように注意が必要、ということも教えてくれました。
レンズ交換は、レンズを取り寄せた後、1時間だけ待ってくれたら交換出来るという。
そういうやりとりをして週末にレンズを注文し、今日の午後に引き取りに行ってきたのです。
レンズ交換した眼鏡を掛けてみると、世界が一新しました。
視界がクリアーで傷のない世界は素晴らしい。
もっと早くレンズ交換すれば良かった。
フレームはいずれ、塗装が剥げ、強度も弱くなるでしょうが、まだまだ使えるので、大事に使っていこうと思います。
良い物や気に入った物を大切に長く使うことは、良いことです。
レンズ交換だけで2万5000円位しましたが、安いセット物にはない良いメガネだと思います。
フレームが壊れるまで使い続けよう。
それから、チーズケーキを買って、サッポロ珈琲の珈琲豆を挽きドリップして、まったり過ごしてから、スズメの写真をとりに出ました。
その写真の話しが、前の記事です。
それにしても店員さん、「あるよ。」の俳優さんに似ていたな~。
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