イージーリフトチェアST(以下、ST)は、ご存知の方も多いでしょうが、イージーリフトチェアの廉価版です。
一番の違いは重量です。
イージーリフトチェアが4.6kgなのに対して、STは6.6kg、2kgも重い。
重い要因は、フレームの部材の違いによるもので、イージーリフトチェアはアルミなのに対して、STはスチールだからです。
肩にかかる重さは、やはり重いと感じました。これを家族分用意する人はいないと思いますが、楽しく持ち運ぶには、二人分が限度だと思います。3個以上なら、そのために運搬の回数が増えるでしょう。
私は、車の側でキャンプするので、問題ありません。
次に気になったのは、縫製です。
はっきりいって、少し雑です。イージーリフトチェアをまじまじと見たことがなかったのですが、STのほうが糸の処理が適当で、縁取りの合わせやも甘いです。カップホルダーの裏地も一部、切れていました。
怒っているわけではありません。アウトドアでの使用ですから、私はこれくらいならといいや、と思います。
ただ、使用者がそう感じたとしても、販売する企業の姿勢としてはちょっと、と感じます。
欠点を先に言ってしまいましたが、今回のSTは所有のものより良い点もあります。
1 リクライニング操作がすごく軽くなった
持っていたイージーリフトチェアに比べると、なにこれ、というくらい、軽い力でリクライニングできます。動きも滑らかです。構造変更はないようなので、フレームの素材の違いか、プラスチックパーツの破損がないためかと思われます。
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2 フレームが一回り細くなった。足部のパーツも小さくなった。
鉄フレームになったためか、フレーム径が一回り小さくなっています。私のは数年前のもので、現行のアルミフレームと比較できません。もしかしたら現行のものは、アルミフレームも鉄フレームも一回り細いのかもしれません。足台のパーツも小さくなりました。
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経費節減のため、幅は極限まで削っています。(軽量化に貢献していますので良いです。)
3 接合部のパーツが一つなくなった
クロスするフレームの接合部にあった保護部品が無くなっています。これは欠点なのかもしれません。
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4 ハトメが金属からプラスチックに変わった
ハトメが金属のため、こんな風に破れてしまいました。
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プラスチックになり、破れにくいのではないかと思います。
5 サイズが小さくなった
なんと、サイズが小さくなりました。
1220(W)×930(D)×905(H) (mm)
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930(W)×710(D)×1000(H) (㎜)
幅が30cm、奥行き20cm狭くなり、高さが10cmくらい高くなっています。幅は、肘台を含めた寸法なので、座ってみて、それほど違和感は感じませんでした。
高さは10cmアップしたといいますが、そんな感じはしませんでした。むしろ低くなった感じです。新品なので、シートのたるみが少ないためでしょうか。
それでも、小川さんのハイバックよりは全然高く、普通に座った状態で頭の出っ張ったところ(後頭隆起)より上にシートがくるので、安心して頭をもたれますし、リクライニング時は頭がすっぽり入ります。
あとは、耐久性がどの程度か、経過をみていきたいと思います。
プラスチックパーツの破損に対しては、前のいすからその都度、部品どりをする予定です。
言い忘れていました。
収納袋、ジッパーがなくなり、入れにくくなりました。
これも廉価版のためでしょう。前のジッパーがついている袋で運ぶことにします。
Coleman(コールマン) イージーリフトチェアST
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