2012年12月08日
真冬日です。
昨日、今日と、真冬日が続いています。
ここで問題、「真冬日とは何か、言える人~?」
気象庁のHPで確認します。
正解は、最高気温が摂氏0℃未満の日、です。
摂氏0℃とは、1気圧の下で水が氷になる温度です。この温度を氷点ともいいます。
今日の話しはちょっと小難しい話しになりそうですので、暇じゃない人は読まないでOKです。
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ここで問題、「真冬日とは何か、言える人~?」
気象庁のHPで確認します。
正解は、最高気温が摂氏0℃未満の日、です。
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余談ですが、確か、人体の水分は60~70%が水分でできています。
NHKのコズミックフロントという番組の中で、平均的な成人男性だと45Lと言っていました。
ということは、仮に私がむき出しの体で保温する構造や仕組みがないと、真冬日に外に出ると、45L≒45kgが凍ってしまう。
それはそれで面白いと思うのは、私だけでしょうか?
話しを戻します。
真冬日は摂氏0℃未満と分かりましたが、体感温度はそれとまた異なります。
風が吹くからです。
体感温度と風の関係については、リンケの式があります。
・リンケの体感温度
気温(℃)をt、風速(m/s)をvとすると、
体感温度(℃)=t-4 √v
例えば、気温0℃で風が4mだと、体感温度は0-4√4=-4×2=-8度になります。
ここで疑問が。
一般的によく言われている事として、「風が1m吹くと体感温度は一℃下がる。」。
でもリンケの式だと、風が1m吹くとv=1だから、体感温度はt-4√v=t-4×1。
つまり、風が1m吹くと-4℃下がることになります。
-1℃と-4℃ではエライ違います。
もう少しネットで調べてみると、同じ疑問を持った人がいて、香港天文台の論文と式が出てきました。
http://www.hko.gov.hk/publica/reprint/r444.pdf
ここでは、ミスナールという人の式の改良版が載っています。
ちなみに、ミスナールの式は風速が加味されていない式なので、風速には使えません。(詳しくはウィキで検索を。)
・ミスナールの改良版の式(香港天文台)
気温(℃)をt、湿度(%)をh、風速(m/s)をVとすると、

だそうです。
これを簡単に計算してくれるメーカーサイトがありました。
・体感温度 高精度計算サイト
これで湿度を一定にして、計算してみます。
現在の気温0℃、湿度50%、風速1mだと、体感温度は-2.9℃。
気温、湿度は同じで、風速を2mにしてみると、体感温度は-6.4℃。
風速が1m変わると体感温度は-3.5℃です。
やっぱり、風が1m吹くと体感温度が1℃下がる、とはエライ違いです。
計算式を見ていて、気温が高いと違うのかも思い、再度計算してみました。
気温20度、湿度50%、風速1m→体感温度15.8℃
気温20度、湿度50%、風速2m→体感温度14.2℃
差は1.6℃。「風速1mで1℃下がる。」にだいぶ近づいてきました。
ということは、この計算式は冬には適さないのか、あるいは冬はそれだけちょっとの風でも寒く感じてしまうのかということです。
メーカーサイトさんでは、この計算式の適応条件は書いていないので、それ以上のことは分かりません。
とりあえずいえることは、「風が1m吹くと気温が1℃下がる。」というのは、少なくとも冬の低温では当てはまらないだろう、ということです。
なんだ、当たり前といえば当たり前のことを言っている。
そういうことが、今回に限らず、科学論文ではよくあることです。
数式を出したのは科学的には凄いことなんですがね~。
高度と気温の関係についても、きっと検証している人いるんでしょうね。
暇なときにまた調べてみます。
NHKのコズミックフロントという番組の中で、平均的な成人男性だと45Lと言っていました。
ということは、仮に私がむき出しの体で保温する構造や仕組みがないと、真冬日に外に出ると、45L≒45kgが凍ってしまう。
それはそれで面白いと思うのは、私だけでしょうか?
話しを戻します。
真冬日は摂氏0℃未満と分かりましたが、体感温度はそれとまた異なります。
風が吹くからです。
体感温度と風の関係については、リンケの式があります。
・リンケの体感温度
気温(℃)をt、風速(m/s)をvとすると、
体感温度(℃)=t-4 √v
例えば、気温0℃で風が4mだと、体感温度は0-4√4=-4×2=-8度になります。
ここで疑問が。
一般的によく言われている事として、「風が1m吹くと体感温度は一℃下がる。」。
でもリンケの式だと、風が1m吹くとv=1だから、体感温度はt-4√v=t-4×1。
つまり、風が1m吹くと-4℃下がることになります。
-1℃と-4℃ではエライ違います。
もう少しネットで調べてみると、同じ疑問を持った人がいて、香港天文台の論文と式が出てきました。
http://www.hko.gov.hk/publica/reprint/r444.pdf
ここでは、ミスナールという人の式の改良版が載っています。
ちなみに、ミスナールの式は風速が加味されていない式なので、風速には使えません。(詳しくはウィキで検索を。)
・ミスナールの改良版の式(香港天文台)
気温(℃)をt、湿度(%)をh、風速(m/s)をVとすると、

だそうです。
これを簡単に計算してくれるメーカーサイトがありました。
・体感温度 高精度計算サイト
これで湿度を一定にして、計算してみます。
現在の気温0℃、湿度50%、風速1mだと、体感温度は-2.9℃。
気温、湿度は同じで、風速を2mにしてみると、体感温度は-6.4℃。
風速が1m変わると体感温度は-3.5℃です。
やっぱり、風が1m吹くと体感温度が1℃下がる、とはエライ違いです。
計算式を見ていて、気温が高いと違うのかも思い、再度計算してみました。
気温20度、湿度50%、風速1m→体感温度15.8℃
気温20度、湿度50%、風速2m→体感温度14.2℃
差は1.6℃。「風速1mで1℃下がる。」にだいぶ近づいてきました。
ということは、この計算式は冬には適さないのか、あるいは冬はそれだけちょっとの風でも寒く感じてしまうのかということです。
メーカーサイトさんでは、この計算式の適応条件は書いていないので、それ以上のことは分かりません。
とりあえずいえることは、「風が1m吹くと気温が1℃下がる。」というのは、少なくとも冬の低温では当てはまらないだろう、ということです。
なんだ、当たり前といえば当たり前のことを言っている。
そういうことが、今回に限らず、科学論文ではよくあることです。
数式を出したのは科学的には凄いことなんですがね~。
高度と気温の関係についても、きっと検証している人いるんでしょうね。
暇なときにまた調べてみます。
Posted by 健さん at 14:09│Comments(0)
│天気
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