2011年05月19日
ケーキ型ゴトク兼風防の計測
今回は、ケーキ型ゴトク兼風防の燃焼実験です。

ゴトクとコッヘルの間隔を3段階変えて、実験してみました。
ゴトクとコッヘルの間隔を3段階変えて、実験してみました。
テストの目的
・ケーキ型ゴトク兼風防の燃焼能力を把握する。
・ゴトクとコッヘルの間隔による沸騰時間の変化を調べる。
テスト環境
・環境~室内、気温20度、湿度55%、無風
・使用水~水道水 400cc、12度
・使用器~belmont チタンカップ深型480ml フォールドハンドル、自作蓋
・燃料~大洋製薬 燃料用アルコール インテリアS 500ml
手順
・点火後30秒で水400ccを入れた蓋付カップを置く。
・95度と100度の到達時間を計る。
実験1 B-25から20mm上にコッヘルを置いた場合
ゴトクに開けた穴に金串を通す=20mm


結果
・ 95度到達時間 7分25秒
・100度到達時間 7分52秒
400ccを沸騰させるのに8分弱、時間がかかり過ぎです。
時間がかかった理由を推察すると、
①鍋とバーナーの間が20mmと狭すぎた
②風防の穴の位置を円周の1/3に集中させた結果、穴の反対側に向かって炎が流れていた。その結果、鍋底前面を効率良く温められなかった。
そこで、次からは、鍋底前面に効率良く火が当たるように、コッヘルを端に寄せました。
その上で、鍋とバーナーの間隔を変えて、調べてみました。
実験2 B-25から39mm上にコッヘルを置いた場合
ゴトクの上縁に金串を置く=39mm

結果
・ 95度到達時間 5分38秒
・100度到達時間 6分02秒
・使用アルコール量 16.5ml
1分50秒縮まり、6分で沸きました。
実験3 B-25から45mm上にコッヘルを置いた場合
・ゴトクの上縁に事務クリップをつけ、持ち手に金串を通す=45mm


結果
・ 95度到達時間 5分03秒
・100度到達時間 5分11秒
・使用アルコール量 15ml
さらに時間が縮まり、5分11秒で沸きました。
間隔20mmのときと比べると、約2分半も早く沸いたことになります。
使用アルコール量は、45mmのほうが39mmのときよりも1.5cc少なかったです。でも、誤差の範疇とも考えられるので、比較は参考程度にとどめます。
まとめ
この実験では、鍋とバーナーの間隔は、45mmが最も早く沸き、39mm、20mmと間隔が低くなるにつれて、沸騰に時間がかかることが分かりました。45mmは、20mmの場合よりも2分半早く沸かすことができました。
・このゴトク兼風防の能力
鍋とバーナーの間隔を45mmにすると、400ccを5分強で沸かすことができました。使用アルコール量の目安は15mlでした。
この結果が常に正しいとすると、ゴトクの上にクリップをつけて使うのが、良いことになります。
しかし、屋外で風が吹いているときは、ゴトクとコッヘルの間隔が開き過ぎると炎が揺れてしまい、かえって時間がかかるかもしれません。使用時の風の状況をみて、高さを選びたいと思います。
・ケーキ型ゴトク兼風防の燃焼能力を把握する。
・ゴトクとコッヘルの間隔による沸騰時間の変化を調べる。
テスト環境
・環境~室内、気温20度、湿度55%、無風
・使用水~水道水 400cc、12度
・使用器~belmont チタンカップ深型480ml フォールドハンドル、自作蓋
・燃料~大洋製薬 燃料用アルコール インテリアS 500ml
手順
・点火後30秒で水400ccを入れた蓋付カップを置く。
・95度と100度の到達時間を計る。
実験1 B-25から20mm上にコッヘルを置いた場合
ゴトクに開けた穴に金串を通す=20mm
結果
・ 95度到達時間 7分25秒
・100度到達時間 7分52秒
400ccを沸騰させるのに8分弱、時間がかかり過ぎです。
時間がかかった理由を推察すると、
①鍋とバーナーの間が20mmと狭すぎた
②風防の穴の位置を円周の1/3に集中させた結果、穴の反対側に向かって炎が流れていた。その結果、鍋底前面を効率良く温められなかった。
そこで、次からは、鍋底前面に効率良く火が当たるように、コッヘルを端に寄せました。
その上で、鍋とバーナーの間隔を変えて、調べてみました。
実験2 B-25から39mm上にコッヘルを置いた場合
ゴトクの上縁に金串を置く=39mm
結果
・ 95度到達時間 5分38秒
・100度到達時間 6分02秒
・使用アルコール量 16.5ml
1分50秒縮まり、6分で沸きました。
実験3 B-25から45mm上にコッヘルを置いた場合
・ゴトクの上縁に事務クリップをつけ、持ち手に金串を通す=45mm
結果
・ 95度到達時間 5分03秒
・100度到達時間 5分11秒
・使用アルコール量 15ml
さらに時間が縮まり、5分11秒で沸きました。
間隔20mmのときと比べると、約2分半も早く沸いたことになります。
使用アルコール量は、45mmのほうが39mmのときよりも1.5cc少なかったです。でも、誤差の範疇とも考えられるので、比較は参考程度にとどめます。
まとめ
この実験では、鍋とバーナーの間隔は、45mmが最も早く沸き、39mm、20mmと間隔が低くなるにつれて、沸騰に時間がかかることが分かりました。45mmは、20mmの場合よりも2分半早く沸かすことができました。
・このゴトク兼風防の能力
鍋とバーナーの間隔を45mmにすると、400ccを5分強で沸かすことができました。使用アルコール量の目安は15mlでした。
この結果が常に正しいとすると、ゴトクの上にクリップをつけて使うのが、良いことになります。
しかし、屋外で風が吹いているときは、ゴトクとコッヘルの間隔が開き過ぎると炎が揺れてしまい、かえって時間がかかるかもしれません。使用時の風の状況をみて、高さを選びたいと思います。
Posted by 健さん at 06:00│Comments(0)
│アルコールバーナー
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