2012年09月24日
2012年9月23日 ショック!電動チェンソー壊れた
昨日、最後に太い丸太を、水平を出すためにカットしていました。
・水平を出した丸太

下面をカットしてから、上面にとりかかっていたときでした。
「ガキッ!」
大きな音とともに、チェンソーが止まってしまいました。
何が起きたのか分からないまま、チェンソーをもう一回、回すと、
「ガキッ!」
また何かに当ったみたいな音がして、チェンソーが止まってしまいます。
とりあえずチェンソーを抜いて、点検しました。
ソーチェン(チェンソーの刃の事をソーチェンと言います)は、許容範囲で問題ないレベルです。

蓋を開け、木くずを取って見てみました。

外見上は問題ありません...。
回転部分を手で回すと、コイルと連動せずに回転します。これはおかしい。
普通なら、コイルも一緒に回るはずです。
・
・
・
!
もう少しばらしてみました。
リアハンドル(スイッチのある黄色い取っ手部)のプラスチックを外してみます。
外した状態で電源を入れると、スイッチに問題はなく、ファンとコイルもきちんと回っていました。
次に、コイルの磁石を抜き、コイルの外蓋を外します。
手でコイルをまわしてみると、コイル自体は綺麗に回りました。
でも時々、「ガキ!」と音がしたり、「カラカラ」という音がします。
そしてチェンソーのギアも回ったり、止まったり、半ラッチ状態のようになったりします。
そう、原因はコイルの回転をチェンソーに伝えるギアに問題があったのです。
ではギアをみてみようと、ネジを外しにかかったのですが、蓋を止めているネジの1本がネジ穴が潰れかけていて、上手く回せません。潤滑スプレーを差したり、ドライバーを変えてみたりしましたが、やっぱり回りません。
このチェンソーをくれた方が、前に分解したときに、ネジ穴を潰してしまったようです。
何が悪かったのだろうと、今度は丸太を見てみました。
カットしていたところに、何やら光るものが見えます。

くぎ?
でも、丸太の外側に釘が入った痕跡は見えません。
釘?を見るため、斧で叩き割ってみました。
ウゥ~ん?
やっぱり、釘だ~。

釘が入ったところがないんだけど。
良く見ると、釘の周囲の木の繊維が黒くなっています。

釘は何年も前に、ひょっとすると何十年も前に打ち込まれたもので、この木は、釘を包み込んで成長を続けたのでしょう。
長い釘を体の中に取り込んで成長する。木の生命力を改めて感じました。
でも、感心してばかりはいられません。
チェンソーが直らないと困るので、チェンソーを大きく取り扱うホームセンターへ持って行き、見てもらうことにしました。
ホムセンのチェンソーコーナーのおじさんに相談してみました。
おじさんは、蓋を開けチェーンの軸を廻して、にべもなく言いました。
「ギア、駄目だね。」
そして、何も言わずにその場を離れて、何やらパソコンで調べ出しました。
おじさんが調べている間、私は手持ち無沙汰だったので、薪ストーブを見て回りました。
一通り眺め終えた頃、先ほどのおじさん店員さんがやってきて、
「販売が終了している。」と一言。
私のチェンソー、CS‐300Nが販売終了していることは知っていました。
「部品がないという事ですか?」
「そう。」
「代替え品で直らないですか?」
「もう販売終了していて、部品はない。」
「メーカーの後継機種の部品は合わない?」
「無理だと思う。うちではできない。」
と、また冷たい言葉。
でも、きっと、そうなのでしょう。
ここはホムセンで、メーカーとか車の修理工場みたいなところではないので、この対応は妥当です。
それに、私が知人から頂いてからもう数年経っているし、その人も何年も使ってから私にくれたものです。
仮に代替品を探して自分で交換するにしても、メーカー保証はないので、数千円はかかるし、それがどれだけ持つかという保証もありません。
メーカーに頼めばもっと費用がかかることは目に見えています。
またギアがダメになっているとすると、他にも劣化している部分があるかもしれません。
このチェンソーは、もう寿命だったのでしょう。
電動チェンソーは1万円で同様のものが売っているから、買い換えたほうが良いです。
どうせ買い換えるのなら、コードレスのエンジンチェンソーが欲しい。
あっさり、私はエンジンチェンソーへ気持ちが移りました。
叔父さん店員にお礼を言って、同じ場所に置いてあるチェンソーを見て回ってから帰りました。
電動チェンソーはやはり、1万円で同じくらいの機能のがありました。
エンジンチェンソーはというと、2万数千円で、いくつかのメーカーの機種が置いてありました。
基本的には排気量とチェンバーの長さで値段が違います。
重さも3kg~5kg後半まで色々です。電動チェンソーは2~3kg弱なので、持ってみると、やけに重たく感じました。
この重さで、当てているだけで自然にカットできるのでしょう。
でも、重すぎると玉作りをしているうちに疲れてしまうかもしれません。
他の機能として、いいなと思ったのは緊急停止機能です。
小石などでキックバックしたときに自動的に停止してくれる機能のことです。
数年前、冬に薪を集めた際に、中まで凍りついた丸太を切ろうとしてチェンソーが跳ね返され(キックバック)、ドカジャンの前面を斜めに破ってしまったことがあります。
今、思い返すと、あれは危険でした。一歩間違えたら、胸をカットしていたのだから。
それにしても高いな~。
はぁ、エンジンチェンソーだと安くても2~3万以上かかるんだ。
でも電動チェンソーは、出先で使えなくて不便だし。
壊れたチェンソーを持って自宅に戻り、エンジンチェンソーをネットで調べてみましたが、新品では最低でも2万かそれ以上でした。3万出しても、エンジンチェンソーの世界では凄く安い方です。
オークションでは中古でもっと安いのが出ていますが、エンジンはバイクと同じ2サイクルエンジンなのだから、当たり外れがあると思います。
バイクと違うのは、バイクは、整備士がきちんと整備して販売しており、信頼できる店で買えばそれほど問題はありません。
オークションでは整備もされていないようで、そもそも紹介文を読むと、動くかどうかが問題となっている程度のレベルで、信頼できそうにありません。
同じエンジンで動く機械なのに、チェンソーとバイクではエライ違いです。
バイクは中古でも良いだろうけど、チェンソーは新品で保証があるのを選ぶのが無難、との結論になりました。
何時間もネットを見てから、改めて私のチェンソーCS-300Nに電源を入れてみました。
やっぱり駄目だ。
もう、寿命だ。
残念ですが、仕方ないです。
今まで、ありがとね、CS-300N。
初めてチェンソーというものを手にして、色々、勉強させてもらった。
ありがとね。

・水平を出した丸太
下面をカットしてから、上面にとりかかっていたときでした。
「ガキッ!」
大きな音とともに、チェンソーが止まってしまいました。
何が起きたのか分からないまま、チェンソーをもう一回、回すと、
「ガキッ!」
また何かに当ったみたいな音がして、チェンソーが止まってしまいます。
とりあえずチェンソーを抜いて、点検しました。
ソーチェン(チェンソーの刃の事をソーチェンと言います)は、許容範囲で問題ないレベルです。
蓋を開け、木くずを取って見てみました。
外見上は問題ありません...。
回転部分を手で回すと、コイルと連動せずに回転します。これはおかしい。
普通なら、コイルも一緒に回るはずです。
・
・
・
!
もう少しばらしてみました。
リアハンドル(スイッチのある黄色い取っ手部)のプラスチックを外してみます。
外した状態で電源を入れると、スイッチに問題はなく、ファンとコイルもきちんと回っていました。
次に、コイルの磁石を抜き、コイルの外蓋を外します。
手でコイルをまわしてみると、コイル自体は綺麗に回りました。
でも時々、「ガキ!」と音がしたり、「カラカラ」という音がします。
そしてチェンソーのギアも回ったり、止まったり、半ラッチ状態のようになったりします。
そう、原因はコイルの回転をチェンソーに伝えるギアに問題があったのです。
ではギアをみてみようと、ネジを外しにかかったのですが、蓋を止めているネジの1本がネジ穴が潰れかけていて、上手く回せません。潤滑スプレーを差したり、ドライバーを変えてみたりしましたが、やっぱり回りません。
このチェンソーをくれた方が、前に分解したときに、ネジ穴を潰してしまったようです。
何が悪かったのだろうと、今度は丸太を見てみました。
カットしていたところに、何やら光るものが見えます。
くぎ?
でも、丸太の外側に釘が入った痕跡は見えません。
釘?を見るため、斧で叩き割ってみました。
ウゥ~ん?
やっぱり、釘だ~。
釘が入ったところがないんだけど。
良く見ると、釘の周囲の木の繊維が黒くなっています。
釘は何年も前に、ひょっとすると何十年も前に打ち込まれたもので、この木は、釘を包み込んで成長を続けたのでしょう。
長い釘を体の中に取り込んで成長する。木の生命力を改めて感じました。
でも、感心してばかりはいられません。
チェンソーが直らないと困るので、チェンソーを大きく取り扱うホームセンターへ持って行き、見てもらうことにしました。
ホムセンのチェンソーコーナーのおじさんに相談してみました。
おじさんは、蓋を開けチェーンの軸を廻して、にべもなく言いました。
「ギア、駄目だね。」
そして、何も言わずにその場を離れて、何やらパソコンで調べ出しました。
おじさんが調べている間、私は手持ち無沙汰だったので、薪ストーブを見て回りました。
一通り眺め終えた頃、先ほどのおじさん店員さんがやってきて、
「販売が終了している。」と一言。
私のチェンソー、CS‐300Nが販売終了していることは知っていました。
「部品がないという事ですか?」
「そう。」
「代替え品で直らないですか?」
「もう販売終了していて、部品はない。」
「メーカーの後継機種の部品は合わない?」
「無理だと思う。うちではできない。」
と、また冷たい言葉。
でも、きっと、そうなのでしょう。
ここはホムセンで、メーカーとか車の修理工場みたいなところではないので、この対応は妥当です。
それに、私が知人から頂いてからもう数年経っているし、その人も何年も使ってから私にくれたものです。
仮に代替品を探して自分で交換するにしても、メーカー保証はないので、数千円はかかるし、それがどれだけ持つかという保証もありません。
メーカーに頼めばもっと費用がかかることは目に見えています。
またギアがダメになっているとすると、他にも劣化している部分があるかもしれません。
このチェンソーは、もう寿命だったのでしょう。
電動チェンソーは1万円で同様のものが売っているから、買い換えたほうが良いです。
どうせ買い換えるのなら、コードレスのエンジンチェンソーが欲しい。
あっさり、私はエンジンチェンソーへ気持ちが移りました。
叔父さん店員にお礼を言って、同じ場所に置いてあるチェンソーを見て回ってから帰りました。
電動チェンソーはやはり、1万円で同じくらいの機能のがありました。
エンジンチェンソーはというと、2万数千円で、いくつかのメーカーの機種が置いてありました。
基本的には排気量とチェンバーの長さで値段が違います。
重さも3kg~5kg後半まで色々です。電動チェンソーは2~3kg弱なので、持ってみると、やけに重たく感じました。
この重さで、当てているだけで自然にカットできるのでしょう。
でも、重すぎると玉作りをしているうちに疲れてしまうかもしれません。
他の機能として、いいなと思ったのは緊急停止機能です。
小石などでキックバックしたときに自動的に停止してくれる機能のことです。
数年前、冬に薪を集めた際に、中まで凍りついた丸太を切ろうとしてチェンソーが跳ね返され(キックバック)、ドカジャンの前面を斜めに破ってしまったことがあります。
今、思い返すと、あれは危険でした。一歩間違えたら、胸をカットしていたのだから。
それにしても高いな~。
はぁ、エンジンチェンソーだと安くても2~3万以上かかるんだ。
でも電動チェンソーは、出先で使えなくて不便だし。
壊れたチェンソーを持って自宅に戻り、エンジンチェンソーをネットで調べてみましたが、新品では最低でも2万かそれ以上でした。3万出しても、エンジンチェンソーの世界では凄く安い方です。
オークションでは中古でもっと安いのが出ていますが、エンジンはバイクと同じ2サイクルエンジンなのだから、当たり外れがあると思います。
バイクと違うのは、バイクは、整備士がきちんと整備して販売しており、信頼できる店で買えばそれほど問題はありません。
オークションでは整備もされていないようで、そもそも紹介文を読むと、動くかどうかが問題となっている程度のレベルで、信頼できそうにありません。
同じエンジンで動く機械なのに、チェンソーとバイクではエライ違いです。
バイクは中古でも良いだろうけど、チェンソーは新品で保証があるのを選ぶのが無難、との結論になりました。
何時間もネットを見てから、改めて私のチェンソーCS-300Nに電源を入れてみました。
やっぱり駄目だ。
もう、寿命だ。
残念ですが、仕方ないです。
今まで、ありがとね、CS-300N。
初めてチェンソーというものを手にして、色々、勉強させてもらった。
ありがとね。
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