2011年11月05日
大きいBOSS缶で火消しつぼ
この前、大きいペンキ缶サイズのBOSS缶を入手して、火消しつぼを作りたいという記事を書きました。
・BOSS入手で、作れるか?
それから数日、火消しつぼをどう作るか、考えていました。
アイディア
1 BOSS缶の中に、市販のペンキ缶を入れる。
仕事帰りに、ホームセンターで市販のペンキ缶を見てきました。
家の近くで入手できるペンキ缶は、2種類でした。
*火消しつぼの結末は、構想当初と違う展開になりました。ぜひ、続きをご覧ください。
続きの前に、よろしければ、応援クリックをお願いします。
・BOSS入手で、作れるか?
それから数日、火消しつぼをどう作るか、考えていました。
アイディア
1 BOSS缶の中に、市販のペンキ缶を入れる。
仕事帰りに、ホームセンターで市販のペンキ缶を見てきました。
家の近くで入手できるペンキ缶は、2種類でした。
*火消しつぼの結末は、構想当初と違う展開になりました。ぜひ、続きをご覧ください。
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〈1〉ペンキ缶(大)
直径16.8cm、高さ21.6cm。
密閉できる蓋がついているので消火しやすく、かつ、缶が倒れても中身が飛び出しません。これが最有力の容器です。
しかし、実際にサイズをみたところ、BOSS缶は、直径170mm、高さ260mmなので、缶自体はBOSS缶に入りますが、ペンキ缶の取っ手が邪魔になり、BOSS缶の中に入りません。
既存の取っ手を外して自作の取っ手を針金で作れば、何とか入るかもしれません。
また、容積は、πr^2h/1000(L)なので、3.14×8.4×8.4×21.6÷1000≒4.8Lです。
これは、現在、火消しつぼとして使っている2つのせんべい缶のうち、小さいほうの缶が4.9Lなので、同等の容積です。
ちなみに、大きいほうのせんべい缶は、5.3L です。
できれば、もう少し背が高くて容量の大きい缶が理想的です。
蓋は密閉できますが、反面、素手で簡単に開けられないのは、弱点です。
というわけで、このペンキ缶(大)の採用は、とりあえず保留としました。
(2)ペンキ缶(小)
これは直径14.2cm、高さ16.3cmです。BOSS缶にそのまま入りますが、容積が2.6L と小さ過ぎるので、問答無用で却下です。
アイディア
2 練炭ストーブの穴を塞いで、火消しつぼにする
ペンキ缶を探していたときに、練炭ストーブを見つけました。
サイズ的には、BOSS缶に入りそうです。
でも練炭ストーブって、側面以外にも穴が沢山開いています。
・上蓋
・底
見事に穴だらけです。
ストーブだから、酸素を沢山取り込んで、効率良く排気しなくてはならないので、そりゃそうです。
火消しつぼとして使うためには、この穴全てをアルミ板などで塞ぐ必要があります。
面倒なので、これは却下です。
ただ、今回の火消しつぼには不適でしたが、このストーブの構造からみて、炭の火起こしもできそうだし、ちょっとした暖房にもなるので、いつか、試してみたい一品でした。
アイディア
3 BOSS缶を内側の缶として使い、BOSS缶を入れられる缶を使う
アイディア1のペンキ缶は、サイズの小ささが問題で保留になりました。
では、BOSS缶を外側の缶ではなく、内側の缶として使用して、BOSS缶を入れられる缶を見つけると良いのではないかと考えました。
しかし、そんな大きさで密閉可能な缶が、なかなか見つかりません。
(1)吸殻入れ蓋付丸缶
そして、やっと見つけたのが、吸殻入れの蓋付き丸缶です。業務用で、蓋が付いている赤い缶です。
これだと、BOSS缶を入れることができますし、蓋も密閉できるので、理想に近いです。
ただ、この缶は、蓋が取れやすいことと、お値段が1,200円くらいします。
近所の店で、陶器製の火消しつぼが同じく1,200円で売られていることを考えると、応用のきかない吸殻入れの缶を買う気にはなれませんでした。
そこで、いったん考えるのをやめて、一晩、寝かせたところ、良いアイディアがひらめきました。
持っているスモーカーに入れるのはどうだろう。
(2)BOSS缶をスモーカーに入れて使う
スモーカーは、以前、記事にした、CAPTAINSTAG スモーカーセット(円筒型)です。
関連記事
・燻製作り
このスモーカーは、数回しか使わないまま、屋根裏にしまっていました。燻製作りは面白い反面、作る手間と時間、後片付けのことを考えると、燻製はなくても良いかな~と思ったからです。
そこで、屋根裏から引っ張り出したスモーカーに、BOSS缶を入れてみました。
網が底から数cm高い位置にあるため、BOSS缶がはみ出てしまいました。
網を底に落としてBOSS缶を入れ直すと、入りました。
これは、いけそうです。
蓋も閉まります。
持ち帰ってすぐ、BOSS缶を取り出せば、スモーカーに多少、薪の匂いがつくくらいでしょうし、スモーカーとして使う分には、問題なく使えるのではないでしょうか。(ただ、松だけは匂いが強いので、しっかり炭になっていないと匂いが残って困るかもしれません。)
スモーカーが火消しつぼにも使えるというように、応用のきく道具は、大変良い道具だと思います。
また、スモーカーは安定性が良く、倒れにくいことも良い点です。
スモーカー、採用です。
ここからが、一工夫です。
BOSS缶とスモーカーだけでも火消しつぼとして十分機能するのですが、BOSS缶はせんべい缶と同じブリキ製なので、耐久性に問題が残ります。
せんべい缶の場合は、20回位使用した時点から錆が発生しており、熱のため底面には、小さい穴が開いてきています。
そこで、BOSS缶に錆と穴ができないように、内側にもう一つ缶を入れることにしました。
家捜ししたところ、フルーツの缶詰の空き缶が数個出てきました。
昨年、フルーツ缶で焚き火ストーブや薪ストーブを作れないかと思い、集めていたものです。
フルーツ缶とBOSS缶、スモーカーを並べてみます。
フルーツ缶はちょっと低いけど、底に置くだけなら、実用レベルです。
では、組み合わせてみましょう。
フルーツ缶をBOSS缶に入れます。
BOSS缶をスモーカーに入れます。
持ち上げることもできました。
炭や灰が入ると重くなるので、実際には、こんな風に持ち上げて運ぶことはないです、これはお遊び。
今後の予定は、
①フルーツ缶とBOSS缶の底に各々3cmの灰を敷き詰めて、底に穴が開くのと錆びの発生を防ぐ。
②BOSS缶の上部に小さい穴を2個開けて、消火時に生じると思われる缶内外の圧力差により、BOSS缶が潰れてしまうのを防ぐ。
③フルーツ缶に取っ手をつけて、フルーツ缶単体も必要時に取り出すことができるようにする。
です。
BOSS缶で火消しつぼを作ろうとしてスタートしたのですが、最終的には、流用と組み合わせだけなので、自作とは呼べないですね。
でも自作しないでも、火消しつぼができるというのは、それはそれで良いことだと思っています。
今回、試行錯誤しながらアイディアを検討しているうちに、火消しつぼに求めている機能が、整理できてきました。
私の欲しい火消しつぼの機能は、たくさん炭や灰を入れられる、密閉空間ですばやく火を消せる、外壁が熱くなって火傷する危険がない、持ち運べる、耐久性があることです。
倒れにくく、万が一倒れても、炭や灰が飛び出さない、という機能も重要です。
今回の火消しつぼは、それらをほぼクリアーできると思います。
今後は、キャンプで実際に試してから、報告できたらと思います。
いつものことですが、記事にするまで時間がかかるので、気長にお待ちくださいませ。
・今回、火消しつぼに採用されたスモーカーです
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) ブラン スモーカーセット(円筒型)
燻製初心者の私でも、きちんと燻製ができました。
それに、堅牢なつくりなので、長持ちすると思います。
直径16.8cm、高さ21.6cm。
密閉できる蓋がついているので消火しやすく、かつ、缶が倒れても中身が飛び出しません。これが最有力の容器です。
しかし、実際にサイズをみたところ、BOSS缶は、直径170mm、高さ260mmなので、缶自体はBOSS缶に入りますが、ペンキ缶の取っ手が邪魔になり、BOSS缶の中に入りません。
既存の取っ手を外して自作の取っ手を針金で作れば、何とか入るかもしれません。
また、容積は、πr^2h/1000(L)なので、3.14×8.4×8.4×21.6÷1000≒4.8Lです。
これは、現在、火消しつぼとして使っている2つのせんべい缶のうち、小さいほうの缶が4.9Lなので、同等の容積です。
ちなみに、大きいほうのせんべい缶は、5.3L です。
できれば、もう少し背が高くて容量の大きい缶が理想的です。
蓋は密閉できますが、反面、素手で簡単に開けられないのは、弱点です。
というわけで、このペンキ缶(大)の採用は、とりあえず保留としました。
(2)ペンキ缶(小)
これは直径14.2cm、高さ16.3cmです。BOSS缶にそのまま入りますが、容積が2.6L と小さ過ぎるので、問答無用で却下です。
アイディア
2 練炭ストーブの穴を塞いで、火消しつぼにする
ペンキ缶を探していたときに、練炭ストーブを見つけました。
サイズ的には、BOSS缶に入りそうです。
でも練炭ストーブって、側面以外にも穴が沢山開いています。
・上蓋
・底
見事に穴だらけです。
ストーブだから、酸素を沢山取り込んで、効率良く排気しなくてはならないので、そりゃそうです。
火消しつぼとして使うためには、この穴全てをアルミ板などで塞ぐ必要があります。
面倒なので、これは却下です。
ただ、今回の火消しつぼには不適でしたが、このストーブの構造からみて、炭の火起こしもできそうだし、ちょっとした暖房にもなるので、いつか、試してみたい一品でした。
アイディア
3 BOSS缶を内側の缶として使い、BOSS缶を入れられる缶を使う
アイディア1のペンキ缶は、サイズの小ささが問題で保留になりました。
では、BOSS缶を外側の缶ではなく、内側の缶として使用して、BOSS缶を入れられる缶を見つけると良いのではないかと考えました。
しかし、そんな大きさで密閉可能な缶が、なかなか見つかりません。
(1)吸殻入れ蓋付丸缶
そして、やっと見つけたのが、吸殻入れの蓋付き丸缶です。業務用で、蓋が付いている赤い缶です。
これだと、BOSS缶を入れることができますし、蓋も密閉できるので、理想に近いです。
ただ、この缶は、蓋が取れやすいことと、お値段が1,200円くらいします。
近所の店で、陶器製の火消しつぼが同じく1,200円で売られていることを考えると、応用のきかない吸殻入れの缶を買う気にはなれませんでした。
そこで、いったん考えるのをやめて、一晩、寝かせたところ、良いアイディアがひらめきました。
持っているスモーカーに入れるのはどうだろう。
(2)BOSS缶をスモーカーに入れて使う
スモーカーは、以前、記事にした、CAPTAINSTAG スモーカーセット(円筒型)です。
関連記事
・燻製作り
このスモーカーは、数回しか使わないまま、屋根裏にしまっていました。燻製作りは面白い反面、作る手間と時間、後片付けのことを考えると、燻製はなくても良いかな~と思ったからです。
そこで、屋根裏から引っ張り出したスモーカーに、BOSS缶を入れてみました。
網が底から数cm高い位置にあるため、BOSS缶がはみ出てしまいました。
網を底に落としてBOSS缶を入れ直すと、入りました。
これは、いけそうです。
蓋も閉まります。
持ち帰ってすぐ、BOSS缶を取り出せば、スモーカーに多少、薪の匂いがつくくらいでしょうし、スモーカーとして使う分には、問題なく使えるのではないでしょうか。(ただ、松だけは匂いが強いので、しっかり炭になっていないと匂いが残って困るかもしれません。)
スモーカーが火消しつぼにも使えるというように、応用のきく道具は、大変良い道具だと思います。
また、スモーカーは安定性が良く、倒れにくいことも良い点です。
スモーカー、採用です。
ここからが、一工夫です。
BOSS缶とスモーカーだけでも火消しつぼとして十分機能するのですが、BOSS缶はせんべい缶と同じブリキ製なので、耐久性に問題が残ります。
せんべい缶の場合は、20回位使用した時点から錆が発生しており、熱のため底面には、小さい穴が開いてきています。
そこで、BOSS缶に錆と穴ができないように、内側にもう一つ缶を入れることにしました。
家捜ししたところ、フルーツの缶詰の空き缶が数個出てきました。
昨年、フルーツ缶で焚き火ストーブや薪ストーブを作れないかと思い、集めていたものです。
フルーツ缶とBOSS缶、スモーカーを並べてみます。
フルーツ缶はちょっと低いけど、底に置くだけなら、実用レベルです。
では、組み合わせてみましょう。
フルーツ缶をBOSS缶に入れます。
BOSS缶をスモーカーに入れます。
持ち上げることもできました。
炭や灰が入ると重くなるので、実際には、こんな風に持ち上げて運ぶことはないです、これはお遊び。
今後の予定は、
①フルーツ缶とBOSS缶の底に各々3cmの灰を敷き詰めて、底に穴が開くのと錆びの発生を防ぐ。
②BOSS缶の上部に小さい穴を2個開けて、消火時に生じると思われる缶内外の圧力差により、BOSS缶が潰れてしまうのを防ぐ。
③フルーツ缶に取っ手をつけて、フルーツ缶単体も必要時に取り出すことができるようにする。
です。
BOSS缶で火消しつぼを作ろうとしてスタートしたのですが、最終的には、流用と組み合わせだけなので、自作とは呼べないですね。
でも自作しないでも、火消しつぼができるというのは、それはそれで良いことだと思っています。
今回、試行錯誤しながらアイディアを検討しているうちに、火消しつぼに求めている機能が、整理できてきました。
私の欲しい火消しつぼの機能は、たくさん炭や灰を入れられる、密閉空間ですばやく火を消せる、外壁が熱くなって火傷する危険がない、持ち運べる、耐久性があることです。
倒れにくく、万が一倒れても、炭や灰が飛び出さない、という機能も重要です。
今回の火消しつぼは、それらをほぼクリアーできると思います。
今後は、キャンプで実際に試してから、報告できたらと思います。
いつものことですが、記事にするまで時間がかかるので、気長にお待ちくださいませ。
・今回、火消しつぼに採用されたスモーカーです
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) ブラン スモーカーセット(円筒型)
燻製初心者の私でも、きちんと燻製ができました。
それに、堅牢なつくりなので、長持ちすると思います。
Posted by 健さん at 05:02│Comments(0)
│薪ストーブ
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